早く引き出しの鍵がほしい

研究室の配属が終わり、もうすでに研究を始めてから1,2ヶ月経ってしまった。研究のほうは順調だとも言えるし、順調ではないとも言える。まあ、それなりにがんばっているのだけれどもまだ結果は出てない。自分の考えを紙に書くというのがどれほど大変なことかを身をもって体験している。今までは論理的かつ順序立てて他人に説明することがぜんぜんできなかったけれども、ちょっとは進歩したかなあと思う。

ところで今日は机の中のものを勝手にいじられるという小事件が起きてしまった。まあ、いじられたのはラベルなので、たいしたことではないんだけれども、どうも「勝手にいじったのに謝ってもらえない」というのが腑に落ちない。盗まれて困るようなものは机の引き出しにはなるべく入れないつもりなんだけど、それでも勝手に取られたとか、無断なのに謝らないというのも何だかどうかなあと思う。

もちろん、他人と自分の境界線をがんじがらめにしたところでご利益はないどころか、自分の不利益になってしまうことが多いのだけれども、多少なりともそういう物品の貸し借りはちゃんとしたほうがいいのかなあと思った。まあ、こういうことを考えるのもあと1週間ぐらいだです。もうすぐ鍵が配られるので勝手に使われるということは無くなるだろうし。

もし、先生がラベルを勝手に取って使ってしまったのだったら、それは犯罪となってしまうだろうし、学生がやってもそれは犯罪とはならない。こういう線引きってどこから来るんだろうと思うと、「豊かな社会」ってものを考え始めてしまいました。まあ、豊かな社会というのは「他人の持ち物に関して勝手に使わない」のと「相手に対して寛容になる」というのだと思います。