就職活動で得た経験

学校の進路担当者は当てにならない

いや、べつに学校の進路担当者が無能だとかそういう事を言いたいのではないです。むしろ有能で、とても優れた人が多いと思います。実際うちの学校もそうです。しかし、こと就職に関する限り、他人を当てにすることはあまり得策ではないと思います。

その理由として、就職を斡旋してくれる人はかなりの確率で「こちらを知らない」というものがあります。入ってるサークルであれ、得意な科目やスポーツであれ、そういった嗜好は企業を選ぶ際の重要な要素となります。そういった情報を抜きにして、学校の担当者はきちんと仕事をしてくれるかというと、それは無理というものです。患者にさわらないで診察できる医者はいないのと同じです。

動くなら最大限動こう

地元に就職するつもりで就職活動を行っているため、動く範囲が地元しかない、そういうパターンはありがちだと思います。首都圏で働くつもりもないのに、東京に行ったってしょうがない、それはある意味正しいと思います。旅費の節約にもなるし、無駄な時間も出ません。

しかし、就職活動は情報戦です。経験値を得た者が内定を取ります。いくら優秀な人であっても、経験値が足りなければ内定は得られないし、もし仮に得られたとしても、間違った所に就職するというミスマッチをしてしまう確率はとても高いです。ですから、情報はなるべく広範囲から得るという原則から、東京にもちょくちょく行くべきです。

学校の教授斡旋も見逃せない

意外と見過ごされがちなのが教授推薦である。いったん内定が出てしまえば取り消せないのは学校推薦と同じようなものである。違うところは教授個人の力によって就職の確率が高くなるというものである。人間社会はどれだけコンピュータが発達しようとも、やはり日本はコネ社会という側面もある。優秀な人を採用したい会社の側からすれば、教授の人柄という「見える側面」で採用活動を行うことができる。見える、ということは当たりはずれをなるべくミスしないようにできると言うことがある。

今はよほどの学校でない限り、教授に力があるという事はないので、教授推薦もだんだん廃れてきてウェブ上の就職活動に取って代わられつつあるが、もしこの教授推薦という手が使えるなら、ほぼ内定を取ることができるということでぜひともおすすめである。