春期の思い出 part2

春期でとても悲しかったのは一日目の夕食からしてカレーを床にダイビングさせてしまったことです。おかげでカレーはぐっちゃりしてしまって皿まで割ってしまいました。関係者のみなさまごめんなさい。でも、もっと悲しいことがありました。

それは出るはずだった交通費(一万円弱)がまったく出ないらしいということが分かったときでした。もともと札幌地区以外の人たちは交通費が出ると聞いていたので、それにあわせてああしようこうしようとかちょっとは考えてしまったのでした。

でも、交通費が出る条件というのをよくよく聞いてみると、「自分の居る地方」から「春期学校開催地」までの間に何も挟まないという条件だったらしいのです。ぼくはぜんぜんこのことを知らないでいたので、いったん帰省したりして友達とか親とかたくさん会っていました。そのせいで交通費が出ないというのでした。

でもまあ、いろいろ悩んで会計の人と主事に相談したけれども、神さまの前で何が正しいのかといいのを考えたら、無欲になるというか、金銭によって生じる悪意を消すことだと思ったので、とりあえず今回の交通費はもし出ても請求しないことにしました。

それに、もし交通費が出ても実家は札幌なのですから、親とも友達ともまったく会わずに春期学校に来てもつまらないし、やっぱりどう考えても交通費は出ない方が自分のためになるなあと思ったのでした。