死について

お金は天下の回り者とはいうけれど、人間の生体だってそう。人間関係も同じ。私は人間関係が離れるのは心底嫌だと思っている。未来永劫、いつでも連絡が取れる状態がよいと思っている。これは永遠を思っているからこそ、感じる感覚なのだろう。

神様がご自分に似せて人間を作られた。だから、人間は永遠というものを感じる。人間は一瞬の儚い楽しみを楽しむことができるが、それと同時に永遠というものを夢見る。人間は今がずっとはるか遠くの未来まで続くと思っている。

だから、死というものを考えない。人間はかならず死ぬというのに。死ぬことを考えずして、生きている。これはいずれ破綻する。なのに、誰もこれに対して気にも留めようとしない。これはどうしたことだろうか?