仕事で使う道具の良し悪し

今、会社の仕事で外回りの仕事をしている。外回りとは、工場の外で仕事をするということである。うちの会社は、たいてい工場の中ではたらくのがふつうなのであるが、経営の多角化ということもあり、工場の外で仕事をすることもある。内側では固定化された人間関係や仕事の内容だけれども、外回りではいろいろな人間が交じり合いながら仕事を進めていく。

そんな中で気がついたことは、使っているものがそもそも違うということである。こっちは元請会社であるが、ヘルプの人員ということでたまたまそばにあった使い古しの余剰パソコンを使わざるを得ない。でも、協力会社の人たちが使っているノートパソコンをちょっと見たら、ふつうにVisualStudio2005 Professionalが入っていてちょっと驚いた。こっちはExcel VBAでちまちまと使いづらいのをがまんしながらプログラムを組んでいるのに、向こうは慣れた手つきで颯爽とプログラムを組んでいる。

もちろん仕事は仕事なので、ExcelVBAだろうがFortranだろうがやらねばならないが何か理不尽なものを感じる。良い道具を使っているという事以上のものを感じてしまう。使っている道具の良し悪しで、仕事のクオリティが違ってくるし、仕事をしている時間の過ごしやすさにもかかわってくる。紙と鉛筆だけで仕事をするよりも、ワープロ表計算を使いつつ仕事をしたほうが、能率が違ってくるのは当然である。そういうものと同じような感覚を持った。