プラダを着た悪魔

年末年始の10連休の最後の日の日曜日の晩に、何かDVDを観たくなって急いでタワーレコードに行って買ってきた。悪魔っていう言葉の響きがあまりよろしくないが、名作かもしれない、と思った。働くって何だろうな、と思わされた作品である。しかも女性という視点である。女性が働くということはどういうことか、というものをかいま見せてくれた。

女性が働くというのは一見すると、家庭と仕事のバランスがとれているように思える。でも、仕事に没頭すればするほど、恋人や夫という存在が見えなくなってしまい、ついに破綻の危機に陥ってしまう、というような問題をはらんでいる。こういうセンシティブな問題を正面切って扱っている映画というのは、そうは多くはない。これから働こうとする女性たち、もう社会人になっている女性たちに観てほしいと思う。また、彼女らを理解するためにも、男性も観るべきである。