製鉄所のマシンとウゴウゴルーガ
製鉄所で使われるマシンは恐ろしく古い。というわけで、今扱っているマシンはmc68020というCPUを使っているらしいということが分かった。CPUの型番だけ言っても分からないが、これはコンピュータグラフィックス用途がメインのAmigaというマシンで使われていた。Amigaというのは知る人ぞ知るって感じのマシンで、今のPC/AT互換機の前のPC9801とかそういう時代のもっと前に活躍していたらしい。このAmigaマシンでウゴウゴルーガが制作されていたのはけっこう有名な話である。というわけで、製鉄所のCPUとウゴウゴルーガの意外な共通点があったのにはびっくりである。
OSそのものはUnixに似ているような(でも完璧パチモン)もんで、ls
を使ってファイルの一覧を取得したり、cd
でディレクトリを変えたりできる。おまけにシェルsh
もあったり、vi
もあったりする。だから、Linuxとか使い慣れている身からすれば、ちょっと込み入ったことをしたくなるのは人情である。しかし、落とし穴はすぐそこにあるもんで、テキストファイルを読もうとしてless
はないだろうと予測してmore
とかコマンドを打っても、more
すらなかったりする。こういうポンコツマシンをいじると、いかにRMSとGNUプロジェクトが優秀であったかを身にしみる。