Javaと.NETの違い

最近は .NETもバージョン2になって発展してきた感がある。もともとは仮想マシンVM)なんてJavaの特権みたいなもんだったのだけれども、MicrosoftはSunとの裁判でJ#でこけたので、仮想マシン方式をまねしてきて .NETフレームワークを作ったってわけだ。でも、両者の違いってかなり異なってくる。

そもそも、Javaって標準のパソコンにはあんまり入ってない。少なくとも私が2003年の春に買ったパソコンにはJavaVMは入ってなかった。でも、.NETの仮想マシンはWindowsUpdateさえしていれば標準で入るようになってきている。

仮想マシンで書かれたプログラムは仮想マシンが無ければ実行すらできない。ということは仮想マシンがあるかないかは非常に重大なゆゆしき問題である。Sunがこまねいている間にMicrosoftが自前の仮想マシンをどんどん入れてきたらどうなるか。そしたらJavaの衰退は避けられない。まあ、Javaは今のところサーバの方面でよく使われているとはいえ、クライアント側で使われないのは悲しい。