卒業研究の研究室を決める

うちの学校の先生と話していて、今まで仮の状態だったのだがやっぱりほかの研究室に行くにはちょっとコスト&リスクが高すぎるし、物理はそもそも自分の得意分野ではないので、数少ない物理系の研究室はあきらめた。それにしても、あの物理の先生は物を教えるというか、学生には丁寧に指導してくれると思う。だけどあの人脈はうらやましいと感じる。

そもそも大学に入学したてのころはSEかプログラマにでもなるか、といった具合だったのだけれども、大学でいろいろ学ぶうちにSEはあんまり理系の勉強が生かせないみたいだし、そもそも人付き合い&チームで動く・動かすといったことが重要な要素となる時点で私は向いてないと思う。また、私の知り合いで文系出身ながら私よりプログラミングが上手というか早くて、品質もいいような人と出会ってしまってプログラマにはなれないかなあとか思った。

そもそもプログラマとかSEといったような職場では、パソコンを趣味とするような人がなるような職業で、今はパソコンを使いこなすことが当たり前のような時代になってきているし、パソコンが計算機科学を駆使して使いこなしていた時代は遠くなってしまった。猫も杓子もパソコンを使う→誰も彼もがSEやプログラマになりたがる→使えない人が増えてくる・競争相手が増えてくるのでいったん不景気になったらあのバブル期みたいに大量解雇、なんていうような公式がもう目に見えてしまっている。だから私はSEとかプログラマになることはやめたのだ。

そんななか、うちの大学には稀有の存在のような人が去年に赴任して来たのだった。暗号系が専門で、もともと数学の人なので世界レベルの実力を持っているというし、暗号ならば就職のときに有利になるかなと思う。それに数学の力がつくのでハードウェア関係ではもてはやされそうな気がする。