帰郷の時、買った本を読む


プログラミングのための線形代数

プログラミングのための線形代数


函館には本屋さんが少ないので札幌に戻ったときにはたくさん買いだめをします。もちろんインターネットのウェブ上でのオンライン書店、たとえばアマゾンなんかは利用するのですが、やっぱり現物を手に触り、立ち見をしてからでないと良い本には巡り会えない気がするのです。

今回は「プログラミングのための線形代数」っていう本を買いました。大学生なので線形代数は必修科目だし、プログラムを書くにもそういうことは知っておいた方がよいのかなという思いで買いました。世の中知っていると知らないとでは違う、という場合はけっこうあります。まあ、たいていは知らない方が良い情報も少なからずありますけどね。

で、この本にはサンプルプログラムがついていてrubygnuplotが必要なので、ダウンロードして環境変数のPATHを通してコマンドラインから操作します。本当ならアニメーションのごとく連続した動きが再現されるのですが、どうも細切れっぽくって映りの悪いテレビのごとくぜんぜん見えてきません。

$ ruby script.rb -s=0 | pgnuplot

上のようにパイプラインをつなぐのがわるかったようです。いちいち計算していてはその計算スピードに着いてくるだけで精一杯なようです。だから再描画などがかかったときに細切れでしか再生できないらしいのです。なので次のように修正しました。

$ ruby script.rb -batch -s=0 > tmp.txt
$ pgnuplot tmp.txt

このように修正するとだいぶよくなりました。まあ、アニメーションが終わったときにパッとすぐに閉じてしまうのが欠点ですけど、それでも上出来な結果になりました。

本を書く人はLinuxなどのUnixだけではなくて、Windowsのようなプラットフォームがあることも理解してほしいなあとか思ってしまいました。まあ、数学な人だからしかたないのかもしれませんけれどもね。